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2009/03/07撮影
私みたいに、故郷を離れて半世紀もたつと、もう故郷には帰れない。都会は嫌いだけど、故郷には戻れない。
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2009/03/07撮影
故郷を離れて余りにも時間がたつと、人は故郷には戻れなくなる。戻るなら早い時期に決断することだ。
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2009/03/07撮影
ここは廃墟ではない…物置兼玄関として、まだお役に立っている。しかし、年季が入ったものだ。
あと何年、お役にたてるかな。 |
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2009/03/07撮影
故郷に戻るなら、早いうちがいい。まだ行き交う人の顔が分かるうちに。友人に声が掛けられるうちに。 |
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2009/03/07撮影
この年になって、初めてわかるのかもしれない。人間どこにいても、仕事はできる。生活はできる。何も景色も人もごみごみして汚れきった都会でなくとも。 |
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2009/03/07撮影
古い廃屋や、放置された家具、機械が呼びかける声が聞こえる。早く来い…早く帰って来い。。。 |
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2009/03/07撮影
田舎と言えども花は咲く。さびしいだけが田舎ではない。結構賑やか、結構したたかに田舎と言えども人は生きている。
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2009/03/07撮影
ここが、この小さな漁港が、私の原点。
小学生、中学生の9年間、ここでお世話になりました。
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2009/03/07撮影
今では、ここで泳ぐ子どもたちはいないようだが、私の子供時代は、毎日ここで泳いだ。魚釣りもした。今は海も死に魚も釣れないだろう。
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2009/03/07撮影
私の子供時代…岸辺は全て手積みの石垣であった。今は全てコンクリートの護岸。味もしゃしゃらもない。
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2009/03/07撮影
ここは昔、ごろた浜でシャコがよく採れた。30センチくらいのチヌも釣れた。
今は、浜を埋め立て船着き場に…便利にはなったが、シャコはいない。チヌも姿を消した。
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2009/03/07撮影
便利さを追い求めることが、人間の生き方であってはならない。私はそう思う。しかし、人は時代は自然を殺し、利便性だけを求めて生きていく。
バブルの崩壊した…今でも。
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2009/03/07撮影
ズームを利かせて対岸の三角を映してみた。
1号橋は隠れて見えないが、左手の大きな建物の左側に橋はかかっている。
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2009/03/07撮影
変わりゆく故郷…ゆっくりとした利便性の中での滅び…やがて人は気づき転換を図るだろう。
期待を込めて、海中の牡蠣を撮影してみた。
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2009/03/08撮影
これも利便性?それとも商売?…関心を呼ぶための看板であろうが、何とも態度がデカい。
ここは、喫茶&レストラン。結構はやっていました。
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2009/03/08撮影
喫茶&レストランの店内には、各種の招き猫がびっしり。
裏庭には、ご覧の如く地蔵様軍団がびっしり…岩にくっつく牡蠣がらの如くびっしりと。ついでにミニ博物館もあって、陶芸用の窯もありました。
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2009/03/08撮影
実は、ここは私のお気に入りの場所の一つ…もし私がこの島に住んでいたなら、きっとここの場所を買って、私の出撃基地、もしくは隠れ家、もしくは何か商売でも企んでいたかも…そんな曰くのある場所だったのです。 |
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2009/03/08撮影
この店の経営者が誰か知らないし、知るつもりも今更ないですが、ここの経営者も相当変り者であるのは間違いない所かと。
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2009/03/09撮影
ここは、大矢野島・エビト(地名)
近くの島・湯島にわたる船がここから出ます。
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2009/03/09撮影
出港までの一時、周りの景色でも。パチリ。
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2009/03/09撮影
浮き桟橋の上では、漁師さんが網の繕い。
のどかな風景です。
ひょっとすると、私の知人かも?
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2009/03/09撮影
ここらの海は、ギロチンで有名な有明海と天草灘の中間点。
もちろん、有明海の汚染の影響を色濃く受けている地域です。
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2009/03/09撮影
出港した船の上から、天草四郎の記念館が見えました。ズームを利かせてパチリ。
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2009/03/09撮影
大矢野と湯島を結ぶ連絡船は、約20ノットで走ります。
久しぶりの船の航跡。ついパチリ。 |
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2009/03/09撮影
瀬山陽の泊天草洋
雲耶山耶呉耶越
水天髣髴青一髪
萬里泊舟天草洋
烟横篷窗日漸没
暼見大魚波間跳
太白當船明似月
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2009/03/09撮影
上記を訳すると
雲か山か呉か越か
水天髣髴青一髪
万里船を泊す天草の洋
煙は篷窓に横たわって日ようやく没す
暼見す大魚の波間に跳るを
太白船に当たって明月に似たり
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2009/03/09撮影
さらに訳すると
あれに見えるは雲であろうか。山であろうか。それともシナ大陸の呉の地か越の地か。 水と空とがあたかも青い髪の毛を張ったように一線を画して連なっている。 はるばる京洛より来て、この天草洋に舟泊まりする。 夕靄は静かに船の小窓をこめて太陽は次第に西の海に沈んでいく。 おりしも大きな魚が突然波間に跳ねるのをみた。
空には宵の明星(金星)が出て船を照らしておりまるで月のように明るい。
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